たとえ新築を選んだとしても、リフォームするとしても、リセット住宅の考え方を身につけておけば、自分に合った「家づくり」の答えを出すことができます。
リフォームしようとしている「部分」を見直していくと、根本に大きな問題を抱えていることが多々あります。
それが「見えない落とし穴」です。
「リセット住宅」では、たとえ築30年の家でも50年の家でも、いったん骨組みの状態に戻し、
「断熱・遮熱・耐震・通気」といった性能を備えさせ、根本にある「見えない落とし穴」を解決します。
つまり「リセット住宅」とは、快適に長く住み継げる家づくりの提案なのです。
見える落とし穴

母の場合…
「動線・使い勝手」
「水廻りの使いにくいことといったら・・・。」
「昔の家は家事動線が悪すぎるのよね。」

父の場合…
「断熱性能」
「冬は寒くて寒くて耐えられないよ・・・。」

子どもの場合…
「間取り」
「ちゃんと自分たちの部屋がほしいよぉ」
「もうひとつ部屋をつくって~」

祖父の場合…
「老朽化・段差」
「この家もずいぶん古びてきたな。外壁はボロボロ、床はブヨブヨ・・。」
「年をとってくると段差ひとつが危険で・・。」

祖母の場合…
「採 光」
「隣の家ができてから居間の日当たりが悪くなってね・・。」
「一日中電気をつけっぱなしだと気分も滅入ってくるねぇ・・・。」
見えない落とし穴


築数十年の住宅は、家を支える梁や柱が小さかったり数が不足していたり、さらに壁の内部に筋交いが入っていなかったりと、耐震の構造になっていない場合があります

寒さを防ぐのは断熱材ですが、昔の住宅は入っていなかったり、入っていたとしても壁内の湿気で断熱材そのものが縮んで、断熱効果が得られなくなっている場合があります。

カラーフロアとよばれる合板の床板が剥がれたり、波打ったり、ブヨブヨしたり…。その原因は床下からの湿気にあります。しかも床を剥がしてみると、必要な部材がない場合もあります。

水廻りの床下に多いのは、湿気や結露による木の腐食です。キッチンやお風呂の機器を入れ替える際、壁内や床下を点検しておかないと、見えないところで腐食がどんどん進行してしまいます。

浴室のタイルに見えない亀裂が入ると、そこから水が漏れ、土台や柱に影響が及びます。木材は湿気を含むとシロアリや腐食などの被害を招き、最悪の場合は建物が傾くこともあります。

壁内に通気層が設けられていないと、壁の中に湿気がこもって結露し、断熱材にまでカビを発生させることがあります。これが進むと柱の腐食や、シロアリの被害にもつながります。

外壁が欠けたりはがれたりしている場合、問題は表面にとどまらず内側の腐食を伴っていることがよくあります。これは壁体内が密閉されて湿気がこもり、外部にも腐食が及んだ結果です。
施工例


